メムリ(MEMRI) - 中東報道研究機関 緊急報告シリーズ
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THE MIDDLE EAST MEDIA RESEARCH INSTITUTE

緊急報告シリーズ


 
Special Dispatch Series No 1129 Apr/1/2006

ビン・ラーデン派聖職者アル・ジンダニ、ハマス自爆隊支援募金キャンペーン

イエーメンで開催されたハマス支援集会で、イエーメンの聖職者でアル・カイーダ支持者のアル・イマン・イスラム大学(Al-Iman Islamic University)学長アル・ジンダニ(Abd Al-Majid Al-Zindani)が、パレスチナ人自爆者を賛美し、ハマスへの寄付を求め、数百万リヤルの金を集めた。

この支援集会には、ハマス指導者マシャアル(Khaled Mash’al)、爆殺されたハマス指導者ランチシ(Abd Al-Aziz Al-Rantisi)の未亡人も出席した。この募金演説は2006年3月23日にアル・ジャジーラテレビが放映した。

アル・ジンダニは、2004年2月以来国連とアメリカのテロ資金援助者リストにのせられており、アメリカ政府は、「オサマ・ビン・ラーデンに忠誠を誓い、アル・カイーダを支援する人物」として、引渡しを求めている※1。

アメリカ政府は、2006年2月正式にアル・ジンダニの逮捕を求め、更にイエーメンの大統領サーレハ(Ali Abdullah Saleh)を批判した。2005年12月メッカで開催されたOIC(イスラム会議機構)首脳会議への正式代表団に、本人を加えたのは国連決議に違反するとして批判したのである※2。

アル・ジンダニの演説内容は以下の通り。画像で見る場合は次を参照。

http://www.memritv.org/search.asp?ACT=S9&P1=1086

自爆者は新兵器

政策、計画、努力がことごとく水泡に帰し、人民が絶望状態に陥った時、世界に衝撃が走った。ハマスがある決断をくだしたのだ。その決断とは何か。そうインティファダである。インティファダ?何処で?勿論パレスチナである。そこでは、残忍な抑圧勢力が寸土も残さず土地を支配し、核兵器を含むあらゆるタイプの兵器をごまんと揃えている。中東のどこにもない程の量だ。

では、そのインティファダとは如何なる性格のものか?パレスチナ自体には、強力な軍事力、政治力、経済力を誇る占領者がおり、その内外には、ユダヤ国家の支持者達がいる。追従たらたら、その政策に盲目的に追随する連中だ。このような者共に抵抗する時、手にする武器は何か?

パレスチナ人達は言った。我々には武器があると。何の武器か?石だ、石。石?そう石だ!この石がどんな威力を発揮するか、見ていてくれ、と彼等は言った。

そして彼等は闘争を始めた。すると相手は、テロ作戦で反撃してきた。「このパレスチナ人達の心臓部をつかねばならん。パレスチナ人の度肝を抜く。家で通りで至るところ恐れおののいてくたばるようにしなければならん」、と考えたわけだ。

では、パレスチナ人はどう対応したか。彼等は、我々に反撃策あり、と言った。反撃策とは何か。どうするのか。武器と呼べるものがあるのか。軍事力のバランスを崩せるものがあるのか。すると彼等は、テロのバランスをつくりだす妙策あり、と答えた。真の信仰者なら心得ているやり方で、テロのバランスをつくるというのだ。それは何だったか。左様、殉教隊である。

傲慢で思いあがっている敵共は、新兵器を見るようになった。考えも及ばなかった新兵器である。このようにしてテロのバランスがつくられたのだ。敵の心胆を寒からしめる方式で、連中は恐怖のドン底につき落された。経済に影響を与え、士気をくじいたのだ。侵略者としてパレスチナへやってきた連中は、尻尾をまいて出身国へ戻り始めたのである。

それでは、外にいる我々には何ができるのか。どうすべきか。守りの第一線についた最前衛のジハード戦士のために、我々が果さなければならぬ義務は何か。我々の責任とは何か。この…政府に対して何をすべきか。嘗て我々は運動≠ニ言っていたが、今やこれが政府≠ノ成長した。さて、この政府に対する我々の責任は何か。論じるまでもない。我々の主な仕事は金をだし、支えることだ。

我々が現段階でできる支えとは、金である。私は、献金者第一号の名乗りをあげる計画であったが、ひとりの女性に先を越された。私は喜んで第2位に甘んじる。私は、ハマス運動つまりハマス政府に運動の兄弟達に20万リヤルを寄付する。私は運動という言葉をまだ使っているが、このハマス政府はパレスチナ人民の政府となった。ジハードの戦いを展開する不退転のパレスチナ政府だ。

今手許に20万の金を持っていないが、約束だ。御存知のように私は約束を守る。さあ20万リヤルを寄付すると約束した。皆さんはどうか。あなた、どれだけ寄付するかね?さあ…どうぞ。

群集の男 私は1500万リヤル寄付する。

アル・ジンダニ及び群集

アッラー・アクバル!神は偉大なり、アッラー・アクバル!アッラー・アクバル!

アル・ジンダニ

アブルハム…シェイク・ディルハム・アブルハムが、500万寄付されます!

群集 アッラー・アクバル!

アル・ジンダニ

シェイク・アブダッラー・ビン・フセイン…シェイク・アブド・アル・ハレク・ビン・シャイフンが100万リヤルです。

シェイク・フセイン・アル・スルミが100万リヤルです

群集 アッラー・アクバル!

アル・ジンダニ

これから若い衆がお金を集めにまわります。いや、いや、スカーフを使え、スカーフを使いなさい…うしろから、うしろから始めて…スカーフだ。スカーフで…集めなさい…さあ始めて、始めて。皆さん献金に協力して…金をだして…アッラーのために金をだして下さい…

もうひとり女性が、婦人記者のナビラ・アル・ハキミが献金します。50万リヤルです。アッラーの祝福がありますように。我々全員にアッラーの御恵みがありますように。

※1 http://www.treas.gov/press/releases/js1190.htm

※2

http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=78287&d=24&m=2&y=2006,

2006年2月24日現在で、イエーメンはアル・ジンダニの引渡しを拒否している。或るイエーメン政府高官は「何が起きても我々は彼をアメリカに引渡さない。引渡しは、我々の憲法に違反する」と語った由である。


 

 

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