メムリ(MEMRI) - 中東報道研究機関 緊急報告シリーズ
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THE MIDDLE EAST MEDIA RESEARCH INSTITUTE

緊急報告シリーズ


 
Special Dispatch Series No 1473 Feb/24/2007

NATO軍には自爆戦術で対抗―春季攻勢に備えるタリバン

アル・ジャジーラTVは、タリバンの軍事計画について、2007年2月21日及び22日の番組で以下のように報じた。画像で見る場合は次を参照。

http://www.memritv.org/search.asp?ACT=S9&P1=1387

記者

アフガニスタンのタリバン戦士は、まさに時間との競争状態にあります。NATO軍は春季攻勢をかけるとしています。これに対してタリバン運動は目下訓練にはげみ、潜入、偵察をおこなって備えをしています。タリバン運動の指導者達によると、春季攻勢は間もなく始まるということです。タリバンは夜間行動を中心にします。相手からの観察を避けるためです。運動の指導者達は、アフガニスタン全土を攻撃対象にするが、都市制圧を目的として攻勢を南部に集中する、と言っています。

タリバン軍事指導者ダダッラー(Mullah Dadallah、発言はアラビア語訳)

春季攻勢に参加するタリバンのムジャヒディンは6000人だが、その数は間もなく1万になる。我々と戦うユダヤ、キリスト教軍の兵力が多ければ多い程、人民はもっと我々の側についてくる。

記者

タリバンは、新型の対空火器を入手したといっています。しかし詳細を明らかにしていません。最新式火器の威力としてタリバンがアルジャジーラに提供したのは、ビデオです。それは2ヶ月程前カンダハルで撃墜された米軍のヘリコプターが炎上している光景です。

アフガンのタリバン運動は新型兵器≠ナ、破壊力の大きいNATO軍の兵器に対抗するとしています。つまり、自爆作戦です。これは注目すべき新しい事態でしょう。タリバンの軍事指導者ダダッラー(Mullah Dadallah)は、この集会を利用して、自爆志願者を募りました。春季攻勢に備え500人以上を確保するそうです。凄惨な戦いになると、軍事指導者は言っています。タリバンは自爆戦力を倍増できるということです。

ダダッラー(アラビア語に翻訳)

アッラーの御名を讃えよ。自己犠牲という偉大な力を与えられたアッラーを讃えよ。皆それぞれに自己を犠牲にして作戦の準備を進めているわけであるが、勿論これだけでは充分ではない。これだけは我々は相手を負かすことはできない。一番重要なのは体を武器にすることだ。我々は、大義のために己の体と血を捧げた殉教者達を忘れてはならない。

記者

自爆隊員のひとりが、自爆作戦に参加する動機について、アルジャジーラTVに語ってくれました。貧困や絶望など、コメンテーターがいろいろ理由をあげていますが、そうではないと、きっぱり否定しています。

自爆隊員(アラビア語に翻訳)

我々は、自己犠牲作戦の何たるかをよく理解している。私は裕福な家庭に生まれ育ち、教育をうけた一学徒だ。私は神経症ではないし、心の病におかされているわけでもない。学業を修了し、なろうと思えば医師にもなれる。

記者

運動が準備中の自爆作戦には、自動車爆弾、オートバイ爆弾が含まれます。操縦して目標に突込むのです。勿論、自爆者が爆薬ベルトを体にまきつけて自爆する方法もります。我々が会った運動の指導者や戦士は口を揃えて、今年こそ決断の時だ、タリバンが勝つと強調します。戦士の一人は、アフガニスタンが諸帝国の墓場になると断言しました。昔のモンゴル、近現代の大英帝国、そしてこの間のロシア、そして今度はNATOの番というのです。


 

 

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